写真提供:金沢市

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金沢まちなかの雪事情

ずいぶん更新が滞っておりました。
石川県外から移住、金沢まちなか暮らし7年目の栗田です。

今回は「金沢まちなかの雪事情」についてお伝えします。

先日も北陸地方の大雪があり、道路の立ち往生が発生したり、事故による死者もでるなど報道でも大きく扱われていました。
山間部や富山や福井ほどではありませんでしたが金沢のまちなかでもそれなりに積雪がありました。
雪すかし(石川県の方言で雪かきのこと)してもどんどん積もって追いつかなかった。車がスタックして大変だったという声も聞かれました。
ただ、私自身は、幸いにも影響が少なかったため、むしろ雪国でしかできない暮らしを楽しめていると感じています。
雪=災害というわけではなく、雪は金沢での暮らしを彩る欠かせない要素です。

写真提供:金沢市ひがし茶屋街


■金沢まちなかの交通事情

私は自宅から事務所まで2km弱を徒歩で通勤しています。徒歩の場合は大雪であってもそれほど通勤時間に差はありません。

金沢では公共交通機関はバスが中心であり、大雪があると遅延や運休しますので、あまりあてにできません。

金沢のまちなかは前回のブログで紹介したように、たいへんコンパクトな町なので、頑張れば歩いていけます。まちなか暮らしなら可能です。

雪の影響を受けにくい徒歩
公共交通網のバスも雪に弱い(平成30年豪雪時)


■雪で大きな影響をうけるのは「車」

車を屋外に止めていた場合は、車に積もった雪を落とさないといけません。
さらに、駐車スペースや通路など敷地内の除雪を行わないと車は出せません。
これが皆さんが「雪は大変!」と言われる1つ目の点です。

先日も一台が屋外駐車場なので車が埋まってしまいました。しかし、前述のとおり通勤が徒歩のため、車を掘り起こす必要もなかったので、潔く諦めました。
後日、週末の晴れ間に掘り起こしました。

すでに結論にたどりついていますが、私は金沢のまちなかに住んでいて、車を使わなかったから、大雪でもそれほど影響をうけなかったということです。

車に積もった雪(平成30年豪雪時)
車庫前の除雪(平成30年豪雪時)

「金沢式まちや」はビルトインガレージが標準仕様になっていますから、車が雪で埋もれることもありませんし、道路に接しているので除雪も最小です。
雪国の暮らしを考えたからこその仕様です。

金沢式まちやのビルトインガレージ


■消融雪装置と除雪

さて、自宅敷地内の除雪が終わっても、道路が雪で深く埋まっている場合、タイヤがスリップして動けなくなる場合があります。これが皆さんが「雪は大変!!」と言われる2つ目の点です。

消融雪装置が設置されている道路であれば概ね雪が積もらずに溶けます。
または重機などで除雪することになりますが、市で除雪が計画されている道路は決まっています。

消融雪装置
写真提供:上坂 達朗さん重機による除雪作業

消融雪装置がある道か、除雪が計画されている道かは、金沢市のホームページで確認できます。

例えば、現在分譲中の「寺町で建てる金沢式まちや」の接道は「第2次路線(赤色の線)」に設定されています。概ね積雪15cm以上で市が委託業者に発注して除雪される道路です。


この除雪対象外の道路では、住民で除雪を行う必要があります。
町会で業者に除雪を依頼することもできますが、市の補助があっても高額のため、頻繁には依頼できないそうです。
なるべく安価にできるように、町会で除雪機を所有し除雪を行っているところもあります。

写真提供:上坂 達朗さん材木町では町内の除雪機が大活躍したそう

消融雪装置の有無、市の除雪路線であるか、また町会での備えはしっかりしているかなど、土地選びにあたって気になるポイントです。


■住民で助け合い、力をあわせて対処する

この精神は忘れてはいけません。
雪すかしも嫌なことばかりではありません。先日は事務所の前で雪すかしをしていたら、ご近所さんと世間話になり、お仕事の話をいただきました。こうした地域のコミュニケーションが残っているのも雪国ならではでしょう。


■金沢の雪景色のご紹介

それでは、雪の金沢の風景をお楽しみください。
雪が降っているときも美しいですし、雪が降った翌日には晴天になることが多く、ダイナミックな景色の移ろいを味わうことができます。
こんな風景がちょっと歩くだけで満喫できるなんてなんて贅沢な暮らしなんでしょう。

写真提供:金沢市兼六園

写真提供:金沢市長町武家屋敷跡
写真提供:金沢市尾山神社