コンセプトCONCEPT
金沢の町並みに暮らす。
金沢のまちなかエリアは、風情のある町並みが特徴で、伝統工芸や伝統芸能がいまでも受け継がれています。
北陸新幹線の開通により東京から2時間半とアクセスが良くなったことで、観光地として人気のある金沢ですが、
暮らすにも魅力的な町として注目されています。
なかでも町並みが維持されたエリアでは特に人気があがっており、その資産価値も高くなっています。
新築町家「金沢式まちや」は、
金沢まちなかでの暮らしをさらに素敵に演出します。
歴史的住宅「金澤町家」?
金沢には「金澤町家」という歴史的住宅が残っています。
江戸時代から昭和初期に建てられた住宅で、戦災をうけなかった金沢だからこそ残ったもので、金沢の魅力的な町並みを形成する重要なファクターとなっています。
金澤町家は金沢市内に6000棟残っています。一部では利活用がされているものの、残念ながら、多くが改修されないままであったり、空き家となり、年々取り壊されて減少しています。
- 金澤町家は手に入らない
適当な物件を見つける事が大変難しくなっています。年々減少しているなか、望んだ場所・望んだ状態の物件が存在し、さらにそれが売りに出され、それを購入できることがいかに奇跡的か判るでしょう。
- 町家に車庫はない
金沢市のまちなかと呼ばれる市街地エリアでは商店や公共交通などもあり徒歩でもそれほど不便はありません。とはいえ地方都市では車が必需品であるといえます。「うなぎの寝床」の間口の狭い土地では、駐車場を確保することが難しいのです。
- 住宅の性能が低い
住宅性能が低かったことに加え、傷みや狂いをそのままにしてあれば、その建物が建てられた当初よりもさらに低くなっています。耐震性や断熱性を現代の住宅レベルにすることも可能ですが、そのためには相当の改修を行う必要があり、解決するには費用が掛かります。
- 老朽化した町並みの改修には大きな費用がかかる
金澤町家はもっとも新しいものでも、建築後70年を経ています。今日では暗くて寒くて不便となっています。
保存状態によってはその改修費用が膨大になることは想像に難しくありません。改修費もどれだけかかるか正確に予測ができない点も大きな問題です。
金澤町家を活用していくことはとても重要なことです。
しかしすべての金澤町家を残らず保存し活用することに限界があることが
おわかり頂けると思います。
金沢まちなか高級分譲マンション?
金沢は新幹線の開通以後、都心部をはじめとした観光客や移住者に人気で、ホテルやマンションの建築ラッシュとなっています。金沢まちなかのマンションも人気で数億円という物件も現れたことはよく知られているニュースです。
利便性や住宅の性能が大変優れていることは明確です。
投資物件として購入される方も多いでしょう。
しかしマンションは次の点で住まいとしての魅力に欠けると考えています。
- 町並みに調和しない
その外観は明らかに金沢の町並みに調和するものではありません。金沢の優れた町並みに魅力があって住んでいるにも関わらず、その住まいは金沢の景観を形成していません。
- 木のぬくもりや空間のゆとりを感じられる住まいか
これは好みの問題かもしれませんが、コンクリートや金属で包まれた冷たい印象の空間です。また、外見やエントランスホールは広々としていますが、各戸に入ると狭く天井は低いという分譲マンションが多く見受けられます。マンションは窮屈という印象を持つ人は多いのです。
- やはり集合住宅である
上階の騒音など近隣の騒音については、最新の新築マンションであっても聞こえないわけではありません。気兼ねなく住める一戸建てに一度住むとマンションは息がつまるという声もあります。
- 資産価値は確実に目減りする
土地や建物を共有する共同住宅ですので、短期的な投資を目的にするなら良いかもしれませんが、ずっと暮らし続けるのであればその先の価値は限りなくゼロに近くなるでしょう。
新築町家「金沢式まちや」
そこで、生み出されたのがこの新築町家「金沢式まちや」です。
新築町家「金沢式まちや」は、金沢まちなかでの暮らしをさらに素敵に演出します。
哲学者の和辻哲郎は「一国の美しさは、風土に根ざす。」という言葉を残しています。
古の人達の知恵の詰まった金沢町家(古民家)のデザインをひも解くと、今日でも必然性のあるものが多いことに驚かされます。我々は古民家の偏見を捨てて今日の住まいの問題点を「温故知新」を基に考えた結果が「金沢式まちや」になったと思っています。
「まちなみ」を生みだす「金沢式まちや」
いいかえれば、「金沢式まちや」は「まちなみ」を生みだす住宅です。
失われゆく「まちなみ」ではなく、新築ですから建てれば建てるだけ増える一方です。
「まちなみ」に調和し、日本住宅の魅力に癒されつつ現代生活を満喫できる理想的住宅です。
金沢の最も大切な「まちなみ」づくりへ貢献し、まちなかの都市居住を思う存分お楽しみいただきたいと存じます。